九段会館のビヤガーデン

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昨日の浅草観音温泉の話の続きとなるが、千代田区の九段会館も遂に建て替え工事が始まったというニュースをみた。

2009年9月 東京浪漫劇場 九段会館ビヤガーデン

九段会館がまだ営業していた頃のビヤガーデンは独特な雰囲気で、バニーガールがオーダーを承ったり、ショーを見せてくれたりしていて、昭和の匂いが色濃く残っていた。

順風満帆に営業してきていた九段会館だが不幸が襲ったのは3.11の震災だった。天井崩落での死亡事故により廃業し、2019年から解体開始、2022年には帝観様式の外壁を残した状態で高層ビルに生まれ変わる予定だそうだ。

九段会館の80年、昭和は戦争で時代が動き、平成は震災で沈黙し、そして令和で新たなる出発だが、神はコロナ禍という新たなる試練を与えている現在、あの頃のような、ビヤガーデンでの振る舞う客達の笑顔溢れる世の中は戻ってくるのだろうか・・・(; ;)ホロホロ

2009年9月 東京浪漫劇場 九段会館

旧名称は「軍人会館」といい、帝国在郷軍人会の施設であった。昭和 11 年(1936)に起 きた二・二六事件の際には戒厳司令部が設置され、歴史的事件の舞台となった。 戦後 GHQ(連合国軍総司令部)に接収され、連合軍の宿舎となった。 

1953 年より国から(財)日本遺族会に無償貸与され、「九段会館」と改称、ホテル・結婚 式場・貸ホール等を運営してきた 。

1934年帝国在郷軍人会が「軍人会館」として建設・完成
45~57年連合国軍総司令部(GHQ)が接収・使用
57年~国が日本遺族会に無償貸付。遺族会は「九段会館」として運営
2011年3月東日本大震災による天井崩落で死亡事故
4月日本遺族会が九段会館の廃業と土地・建物の国への返還を決定
16年9月財務省関東財務局が九段会館の土地・建物の処理方針を決定
17年9月東急不動産が土地・建物を落札
22年7月新たな複合ビルが完成予定
22年度中新たな複合ビルが開業予定
引用 日本経済新聞

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shigemi otsu

1965年福岡県生まれ。中学時代から写真に興味をもちはじめ初めてカメラを手にする。高校生のときには植田正治に憧れて鳥取砂丘などを撮影し「まほろば」として現在も作品としている。1980年エンジニアとして旭硝...

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