雲上の楽園

廃墟というテーマを写した写真から何を伝えられるのか?

ぼくが時代の残骸になり果てた空間にレンズを向けるのは、現在の日本の基礎を築いた舞台が忘却の彼方に葬り去られる現状に一抹の危機感を感じるからです。焦点の定まらない現代に、黙して語らない雲の上の楽園と呼ばれた松尾鉱山。そこに響き渡る無音の警鐘を届けたかったからです。

歴史が繰り返しやがてこの世界が廃墟となりませんように···

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