阿修羅

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インド神話の魔神アスラが前身とされています。遙か昔、古代メソポタミア文明では最高神とされていましたが、時代が下がるにつれ悪魔・魔神・鬼神として扱われるようになりました。きっかけは力を司るインドラ神がアシュラの娘を無理矢理奪い取ってしまったことだといわれています。怒ったアシュラ何度戦っても負けてしまいましたがインドラと争いました。アシュラの娘もインドラのことを好きになり妃となりますが、それでも納得が行かず戦いを挑み争い続け、ついには天界を追われることになったといいます。ちなみに「修羅場」という言葉は、インドラとの絶え間なく続く争いから生まれたとされています。仏教ではこの話をもとに正義の神のアシュラを魔神として扱い、争いの絶えない世界「修羅道」の主にしました。そして力の神・インドラを仏法の護法神としたのです。これはたとえ行いが自分の中では正義だとしても、それにとらわれ狭い心しか持てなくなることは良くないという仏道の考えから来ています。しかし阿修羅は釈迦の説法に聞き惹かれ、これまでの罪を懺悔して釈迦を守護する神となります。また、仏法を護る天竜八部衆や二十八部衆の一尊となりました。

仏像ワールド

今日はなんかつまらないことでの夫婦喧嘩・・・😢

争いはやめたい・・・(; ;)ホロホロ

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shigemi otsu

1965年福岡県生まれ。中学時代から写真に興味をもちはじめ初めてカメラを手にする。高校生のときには植田正治に憧れて鳥取砂丘などを撮影し「まほろば」として現在も作品としている。1980年エンジニアとして旭硝...

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